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藤井寺さんと平野くん 熱海のこと (ガガガ文庫 か 2-2)
- 樺 薫
- 小学館
藤井寺さん。神宮球場の片隅で、データブックを積み上げ書き物をするベースボール・フリークは、謎の魔球を操った名投手・大鹿煙の孫娘。祖父を球史の闇に葬った「投手殺人事件」の真犯人を知るために、彼女は熱海へ向かう。夏休みに、僕・平野謙と。妖しげな女性を連れた老警部・居古井、ホテルの若女将・伊勢崎九太夫に下品な探偵・巨勢羽華世が披露する新推理。事件の真相は球史を変えるだろうか。そして僕たちは―。謎と海と温泉が奏でる湯の町エレジー。坂口安吾作品を「跳訳」した、あらゆる予想を裏切る”野球ポエム”。
2時間ドラマのようなゆったりと落ち着いた雰囲気の作品でしたね~。
野球モノということで、臨場感溢れる試合シーンが延々と描写されていたら正直ついていけなかったと思いますが、そういった雰囲気は全くなくて資料と注釈で読み解く野球史という印象でした。
野球をこういう見方でみるのも面白いかもしれませんね~。
膨大な資料から紡いだ注釈を元に、単なるプレーだけでは計り知ることのできないシーンの裏側が見えてくるようで興味深く野球をみれそうな気がします。
しかしながら……分野こそ違えど同じような信念をもって作られた注釈ノベルの先駆者がいましてですね。流石にこれには敵いません。
どちらかというと注釈を元に野球史を紐解きながら多角的に事件の考察していくという方向性でしたね。
湯けむり温泉宿で行われる検討会がこれまたまったりしていて……詳細な現場背景からそれぞれの事象が繋がり、やがて一本のストーリーになっていく様子が見所でした。
詳細に検討を重ねていった割には最後に合点がいったポイントが少々浅かったような気もしますが、2時間サスペンスノベルならこの辺が丁度いいのかもしれませんね。
それにしても狙ったかのように巨乳率高すぎwwww
藤井寺さんが貧乳だったらど真ん中ストライクでタイプだったのに!
こういう雰囲気の女の子っていいですよね~。
清楚な外見に、野暮ったさを感じさせるリボンや黒メガネが彼女の決して目立たないナチュラルな聡明さをほんの少しだけ装飾しているようで知的な眼差しにドキリとしてしまいます。
こぼれるような胸元の物体は要りません。(ぇ
あと、タイトルはどうにかして欲しいですね。そのまますぎる。

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