
アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本ブームも終焉を迎えつつありますが、思いついてしまったものはしょうがないので書いてみます。
雰囲気重視なので実はあまり詳しくない文書型やその他のものにも触れています。あくまで素人の目線ですがどうぞ。つっこみ大歓迎。
***
まあ、どのくらいの数のコーディングオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「コーディングオタではまったくないんだが、しかし自分のコーディング趣味を肯定的に黙認してくれて、
その上で全く知らないセマンティック・ウェブな世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心を持ってる」
ような、コーディングオタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、コーディング世界のことを紹介するために
見せるべき10文書型を選んでみたいのだけれど。
(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女にHTMLを布教するのではなく相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、実作業に過大な負担を伴う文書型仕様は避けたい。
できればタグ入力補完、長くてもMarkup Generatorで補える程度にとどめたい。
あと、いくら(X)HTML文書的にセマンティックといってもXMLさを感じすぎるものは避けたい。
数式好きが『XHTML 1.1 plus MathML 2.0 plus SVG 1.1』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
コーディング知識はいわゆる「初心者」的なものを除けば、W3Cの仕様書の日本語訳程度は読んでいる。
ソースは柔軟だが、頭はけっこうW3C原理主義
という条件で。
まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。
目次
- [tegaki font="A-OTF-ShinGoPro-Heavy.otf" size="12" color="#bbbbbb"]XHTML-1.0-Transitional[/tegaki]
- [tegaki font="A-OTF-ShinGoPro-Heavy.otf" size="12" color="#bbbbbb"]HTML5[/tegaki]
- [tegaki font="A-OTF-ShinGoPro-Heavy.otf" size="12" color="#444444"]XHTML1.1[/tegaki]
- [tegaki font="A-OTF-ShinGoPro-Heavy.otf" size="12" color="#bbbbbb"]HTML4.01 Frameset[/tegaki]
- [tegaki font="A-OTF-ShinGoPro-Heavy.otf" size="12" color="#333333"]文書型宣言無し[/tegaki]
- [tegaki font="A-OTF-ShinGoPro-Heavy.otf" size="12" color="#bbbbbb"]SGML[/tegaki]
- [tegaki font="A-OTF-ShinGoPro-Heavy.otf" size="12" color="#bbbbbb"]XHTML Mobile Profile 1.0[/tegaki]
- [tegaki font="A-OTF-ShinGoPro-Heavy.otf" size="12" color="#bbbbbb"]Microformats[/tegaki]
XHTML-1.0-Transitional
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「HTML以前」を濃縮しきっていて、「XHTML以後」を決定づけたという点では
外せないんだよなあ。終了タグも必須だし。
ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多なDTDについて、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限のコーディング規則を彼女に
伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
HTML5
アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな文書型草案(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには
一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「コーディングオタとしてはこの文書型草案はセマンティック・ウェブな感じがしていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
XHTML1.1
ある種のコーディングオタが持ってるvalidへの憧憬と、論理構造のオタ的な考証へのこだわりを
彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもIE無視な
「モダンブラウザ的なださカッコよさ」
を体現するMIME Type=application/xhtml+xml
「クロスブラウザ的に配慮なXHTML文書」
を体現するコンテントネゴシエーションによる拡張子での振り分け
の二つをはじめとして、オタ好きのする要素をコーディング世界にちりばめているのが、紹介してみたい理由。
HTML4.01 Frameset
たぶんこれを提示された彼女は「frameウザイよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜のDTDがその後廃止予定なこと、これがイラストサイトでは大人気なこと、
需要があるならweb標準になって、それが一般サイトに輸入されてもおかしくはなさそうなのに、商用サイトでこういうのがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
文書型宣言無し
「やっぱりHTMLは初心者のためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「HTML 4.01 Transitional」
でもいいのだけれど、あえて文書型宣言無しを選んだのは、この書き方の大文字タグにかけるコーディングオタの思いが好きだから。
断腸の思いでタグを削りに削ってそれでもtableレイアウト、っていうこだわりが、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「寸分の狂いのないデザイン」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
tableレイアウトの長さを俺自身は冗長とは思わないし、もうタグを削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが
div厨やCSSレイアウトマニアだったらきっちりvalidにしてしまうだろうとも思う。
なのに、クライアントに頭下げて迷惑かけてSEO的に不利でもテーブルレイアウトで作ってしまう、というあたり、どうしても
「自分のコーディング規則を形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえHTML文書がinvalidだったとしても、
親近感を禁じ得ない。手法自体の前時代的な高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
SGML
今の若年層でSGMLを見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
HTMLよりも前の段階で、マークアップ言語の哲学とか思想とかはこのマークアップ言語自体を定義するメタ言語で頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティのメタ言語がマークアップ世界でこの時代にかかっていたんだよ、というのは、
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなくマークアップ言語好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆる初心者用HTMLでしかマークアップ言語を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
XHTML Mobile Profile 1.0
携帯サイトの「目」あるいは「構造的な携帯サイトづくり」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「どこまでもセマンティック・ウェブ」的な感覚がコーディングオタには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそmobile版『XHTML』はビューティフルドリーマー以外ではあり得なかったとも思う。
「構造化したmobile世界を生きる」というオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の源はモバイル機器向けXHTML仕様にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、
単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
XForms
これは地雷だよなあ。スクリプト言語不要のXML通信が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
ネイティブサポートするブラウザが皆無のform専用拡張仕様、それが非オタに受け入れられるか
気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。
Microformats
9つまではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にMicroformatsを選んだ。
XHTML-1.0-Transitionalから始まってMicroformatsで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、web2.0ブーム以降のセマンティック・ウェブ時代の先駆けとなったマークアップ記法でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいいフォーマットがありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10番目はこんなのどうよ、というのがあったら
教えてください。
「駄目だこいつは。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
この記事を書いていたら、以前ちょっと気になっている女の子が「ホームページ作った!」というのを聞いて、「HTMLの話ができそうだね」と答えたら、「HTMLの話って何するの?」と返されたのを思い出して泣いた。
トップ画像のベクター素材:12 Free Vector Businessmen Silhouettes Pack 02
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