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まい・いまじね~しょん―電撃コラボレーション (電撃文庫 (1636))
- 電撃文庫記念企画
- アスキー・メディアワークス
電撃文庫作家のコラボレーション作品ということで、さらりと読める短編形式で連なっていく構成で未読の作家さんの作品も楽しめて非常に満足な1冊でした。
イラストを元に話を組み立てていくという試みも面白い。
それぞれのリストは以下のとおり。
リストは本編の順序通りに並んでいます(敬称略)
印象としてはうえお久光さんの 「ラブレターズ」、有沢まみずさんの 「SMOKING GHAIN」、岩田洋季さんの 「シンデレラ」の3作が抜きん出ていましたね~。
勿論コメディ作品も面白いのだけど、この3作が中核となってしっかりとした骨組みを作っているおかげでのんびりと楽しめる。
導入の 「ラブレターズ」でクオリティの高さと話の緻密さに驚き、このままシリアス路線で進んでいくのかと重いきゃ、 時雨沢さんの「先生かく語りき」でこういうのもあるんだよ!肩の力を抜いていいんだよ、と方向性を示されます。
そして淡いラブコメ作品が続き、爽やかな香りを漂わせていた空気感が有沢さんの 「SMOKING GHAIN」で一変する。
今までのどの短編とも違う独特の香りが鼻をついて離れない……!
やがて目の前の世界が曖昧になってきて……。
この「SMOKING GHAIN」の存在感がまい・いまじね~しょんに大きく根を下ろしていてコクと深みを演出します。
そして岩田洋季さんの 「シンデレラ」で興奮は最高潮へ……!
と思えばラストはパロディ満載の「クランクはいつもアップアップ」で〆てしまうのだから面白い。
あ~短編1つが丸々オチになっていてニクいなぁ!
短編の順番もよく考えられていて、ストーリーの縦の繋がりはなく並列の平面上でそれぞれの短編は進行していくのですが――1冊のまい・いまじね~しょんとして見ればしっかり起承転結が成立しているんですよね。
時雨沢さんの「先生かく語りき」がうまく「ラブレターズ」に起の印象を与えていて、ネタ短編ながら絶大な影響力を誇示しています……と考えてしまうのは深読みのしすぎだろうか。
いや~実に面白かった。

![[読了]まい・いまじね~しょん ―電撃コラボレーション](http://blog.ajin.jp/wp-content/cache/ttftitles/bad170e92820ede0305aa9527b3958c7.png)

















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