[読了]ラノベ部

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ラノベ部 (MF文庫 J ひ 2-14)
ラノベ部 (MF文庫 J ひ 2-14)
平坂 読
メディアファクトリー

あらすじ

物部文香はごくごく普通の高校一年生。高校に入学して一週間、今まで通りさして特徴のないごくごく普通の毎日を送ってきた文香だが、ある時ふと気がつくと軽小説部、通称『ラノベ部』に所属することになっていた……! かといってたいそうな事件が起こることはなく、ライトノベルを読んだりちょっとだけ変わった友達と友情を育んだり、一風変わった先輩に絡まれたりと、楽しく日常を過ごしたり過ごさなかったりしていた。そんな、どこにでもありそうな、でもどこにもなさそうな日々が繰り広げられる新感覚ライトノベルのはじまりはじまり。

via : MF文庫J オフィシャルサイト

こういう小説はあなたのような人のために書かれている

平坦だが熱の篭もった声だった。

「読んだことのないものを偏見から判断することなく、ジャンルや定義や権威に囚われることなく、『漫画みたい』『アニメみたい』という形容をネガティブなものとして捉えることなく、こういう小説をただこういう小説であると受け入れることができる新しい感性を持った少年少女のために、『こういう小説』は書かれている」

「……はぁ」

……私はあなたに、こういう本を読んでほしいと思う。こういう本に、あなたのような人と出遭ってほしいと思う。それは多分、本と読者の双方にとって幸せなことだから

あー暦たんいいこと言うなぁ。

どこか眠たげで幼い印象の少女物部文香が、苦手な国語を教えてもらえるかもという不純な理由で入部したのは軽小説部――通称『ラノベ部』という謎の部活だった。

日々怠惰にラノベを貪るラノベ部員たちの日常を描いた作品です。

今までサブカルチャー全般に殆ど触れてこなかったものの、オタク文化に対して特に偏見をもっていない文香がラノベに触れて面白さを感じ取っていくことでラノベとは何なのかというある意味メタ的なテーマを描いたお話でした。

文香がラノベを楽しいと感じてくれるのがただ素直に嬉しいです。

ラノベ読みが感じていることや世間の風評の差に葛藤する様子が詳細に描かれていてなるほどなぁと思いましたねぇ。

僕もまだラノベラー1年未満と浅いので分かるのですが、ラノベにはまりはじめてありがちな行動にわが身を振り返ると悶絶しそうでした。

あるあるってレベルじゃねーぞ!

色々ありすぎて困るw ラノベの泥沼に浸かり始めると……3次元に2次元の妄想が侵食し始めたり、「×」の文字がCPにみえてきたり、自分の趣味を語りたくてしょうがなくてオススメ解説を無駄に大量の原稿に書き連ねてしまったり……とどっぷりと浸かったラノベラーならありがちな行動が詳細に描写されています。

あえてひとつにまとめるなら

ラノベの楽しみかた入門

という内容ですね。

実は文香の国語が苦手な理由って生粋の本好きが斜め上の発想でずれたようなもので本当は本が大好きなんですよね。

ラノベとの相性って”しっくりくる”という表現にはとてもしっくりときました。これには思わず納得。

生粋の本好きだからこそ、文香がラノベにふれあいラノベの世界にどっぷりと浸かっていく様子は愛に溢れていて素敵なんだよなぁ。

そして文香と暦の小動物のようなコンビは可愛すぎて失神しそうでした。

暦って絶対百合の人だよね!?

そんな暦の好意を自前の天然さで斜め上に受け流す文香も堪らない。

あぁもうくっついちゃえよ!!!

リレー小説の文香のターンは腹筋がねじ切れそうになりました。『漢字が書けない娘』おそるべし!

そんなこんなでラノベを通して、友情あり、コイバナあり、淡いボーイミーツガールありな日常をゆる~く描いたお話でした。

あぁとにかく暦が可愛い。可愛すぎて失神しそう。。

……ちなみに僕がラノベ世界にどっぷりと浸かる要因として、一番最初に手にとった本は「 付喪堂骨董店―“不思議”取り扱います 」でした。

咲の可愛さに身悶えてラノベの泥沼に墜ちたといっても過言ではありません。

というわけで、

このお話に興味をもっているあなた、もしくはラノベ大好きなあなたの為のお話です。

そんなあなたに……是非お一ついかがですか?

ラノベ部 (MF文庫J)
ラノベ部 (MF文庫J)
平坂 読

メディアファクトリー

2008-09

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Itary亜人:ラノベと深夜アニメが主食の装飾系(webデザイン趣向的な意味で)ヘタレ男子。
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