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境界線上のホライゾン 1下 (1) (電撃文庫 か 5-31 GENESISシリーズ)
- 川上 稔
- アスキー・メディアワークス
俺のせいで奪われたオマエの全てを俺が取り戻してやる!!
世界の運命を巡り、各国の“教導院”が動き出した。
敵は世界列強。八大竜王。
そして巻き起こる武蔵内の内紛。
しかし、様々な人々の思惑と決意をよそに、バカはいつでもここにいる。
「──俺のせいで奪われたオマエの全てを、俺が取り戻してやる!!」
ホライゾンと武蔵の運命はどこへ向かうのか!?
『境界線上のホライゾン』第一話、完結!
三河消滅により、電撃的な幕開けを迎えたGENESISシリーズの第一話。
次から次へと目まぐるしく事態は進み、動きはじめた世界を前に武蔵アリアダスト学院側の学生達はその巨大な構図を前に一蹴されてしまう。
ホライゾン・アリアダストの引責自害を阻止するため学生達の総力をかけた奪還劇が幕をあげる!
いや~いい最終回だった。いい感じにクライマックスな第一話でしたが溜まりませんでしたね。興奮が止まらない。
皮肉なことに、自動人形としての性で引責自害という責任の取り方が最適解だという結論にたどりついたホライゾンと、そのホライゾンを奪還しようと熱い想いをぶつけるトーリの相反する主張の矛盾にやるせない行き場のなさを感じました。
しかし、そんな矛盾をうまく生かして均衡点を見つける方法があって――。
「争いを望まぬことに対する平行線とは、――何だ?」
「教皇総長、――平行線として考えて欲しい」
「――私は、ホライゾンの大罪武装の詳細を、知りたくない」
成る程なぁ~。これは思いつかなかった。 正純の機転の利いた切りかえしに感服しました。
なんといっても、この巻の見所は、言葉が発した言葉以上の複数の意味を含んだ高度な駆け引きだったのではないでしょうか。
高度な駆け引きといわれると真っ先に思い浮かぶのは狼と香辛料なんですが、方向性の違いはあれどその到達レベルの高さは商戦のそれを凌駕するほどだったと思います。駆け引きではおそらくこちらのほうが上手。 * 1
そしてその駆け引きこそが、本作GENESISシリーズ/境界線上のホライゾンの大きなポイントでもあります。
本作のタイトルでもあるこの”境界線”という言葉には、単純に境界線に立たされているという意味ともうひとつ、大事な狭義の意味があったんですよね。
聖連側の代表パパスコウラこと教皇・イノケンティウスと、連合国側の流れを汲みながらも極東代表として弁を取った正純。
この両者の国の命運を賭けたやりとりは、ゲーム理論的な視点でみると両者の利害の総和がゼロになるゼロサムゲーム * 2 の構図を示しています。
ここで、主題となる”境界線”とは、
のことなのです。
お互いの主張が平行線を経て、妥当なポイントとして交わりあうのが境界線なんですよね。
そういう意味では、両者の争点となったホライゾン・アリアダストの身柄がどちらにとっても譲れないキーポイントだったために交渉は決裂してしまったと判断することができます。
その均衡点を見出すために、教皇イノケンティウスはキーポイントであるホライゾンの価値を暈そうと様々な案を持ちかけてくるのですが、聡い正純がその言葉の裏から真意を判断して立ち向かっていく姿が堪らなく痺れた。
この平行線を綱渡りで渡っていくようなぎりぎりのやりとりに脳汁が止まりません。
極東の立場が客観的に見ても相当不利で弱いだけに聖連側の論法に従う受身にならざるを得なくて、苦しい駆け引きの場の持って行き方が問われた正純でしたね。
教皇・イノケンティウスの論法は、膨大に蓄えられた見解を元に相手の主張を打ち消して引き分けにするというもので単純に量の勝負となります。相手に論理の展開が追いつかなくなるよう仕向けることでついてこれなくなった相手が一方的に嗾けてきたという流れをつくり、こちらはあくまで戦争を望まないんだよという体裁を保つことができるんですよね。
確かに流れを持っていかれない限り弱点はないのかもしれませんが、確実に嫌われますよね? なんともひねくれものな戦術なんだけれど教皇イノケンティウスが使うと様になっているから困る。
それでも、やはり教皇イノケンティウスの主張のほうは理にかなっていて、正純も健闘はしましたが状況は悪くなる一方。
うまく応対はできているんですが、どこか口先だけの論理展開で説得力に欠ける一面があったのも確かだと思います。しかしながら正純もそれは自覚していて、その穴を埋めるのが間に挟まれた戦闘シーンだったのかな。実力として実践的な戦闘能力を示すことでうまく説得力を上乗せすることに成功していたのではないでしょうか。
しかしながら、なんというか青いなぁというのが僕の大きな印象でしたね。
駆け引きの高度さは圧倒的なんですが、そこにあるべき嫌らしさというのが決定的にない。
やはりこれは学生が政治権力の主権を握っているからなんでしょうね。そして聖連側も教皇イノケンティウスの一存で意思決定できる状況下にあるからこそこの高度だけどどこか真っ直ぐなぶつかり合いが生まれたのかもしれません。
教皇イノケンティウスが実は熱い男というのも実は結構その内面が滲み出てきている。
そうした、技術はあるけれど精神的に未熟な一面は正純もちゃんと認識していて、教皇イノケンティウスとの駆け引きの中で自己への問いかけという形で壮絶なモノローグが展開されます。この真っ直ぐさが正純のいいところでもあり、弱点でもあるんだよなぁ。
自身の境遇から、手腕の未熟さ、父親へのコンプレックス、その他様々なものが常に内面でせめぎあっていて、とうとう教皇イノケンティウスにその部分を突かれてしまいます。
女であることを暴露され、大衆を騙していたんだという論調に誘導されてしまった正純。
そこを突かれてしまうとあとはとても脆い。すべての自信の根源が覆されて不安と恐怖が逆流していく様子には息を呑みました。あぁ、セージュン頑張って!
そんな流れをいとも簡単に変えてしまったのがトーリの演出でしたね。
おいおいセージュン! マジで女なのかよ!?
「いいか!? ちょっと待てよ!?」
「……な、何だよ?」
「ハイ、確認でーす」
この発想はなかった。 いつもトーリの言動は斜め上をいくなぁ。これは誰にもまねできない。何なんだその行動力は!
いつの間にか、場はセージュンかわいいよセージュンな流れに。
いとも簡単に流れを変えてしまうのがトーリの凄いところなんですよね。
これは僕でも、
オイ、トーリどけよ! 見えないだろ!
と野次を飛ばしてしまう。あぁ、セージュンの食い込んだパンツと汗ばんだ太腿が堪らない。まさずみさんはほんのりしおあじ。
教皇イノケンティウスはそんなトーリの行いも、見透かしてうやむやにしてしまっているのだなと指摘してくるんですが、聴衆の流れを見方につけた正純は強かったですよね。
「俺はセージュンを支持する! 他の誰が何と言おうとも、コイツのことをとやかく言おうとも、コイツは俺に答えをくれたんだ! コイツだけが、俺に答えをくれた! それが俺にとってのコイツの絶対評価だ! だから俺は絶対にコイツの――! コ! イ! ツ! の!
コイツの言ったことを俺は絶対に支持する! 絶対に、そう、絶対にだ!」
トーリのこの台詞には痺れたなぁ。バカなくせに、今の正純に何が足りなくて、どうしたらそれを克服できるのかちゃんと理解 * 3 していて、適切にフォローしているんですよね。それも、最大限効果が期待できそうなシンプルな言葉で。
正純のアイデンティティを揺るがしていた、”否定”という二文字を文字通り”支持”に上書きしてしまったおかげで、自信を持つことのできた正純はここからその手腕が如何なく発揮されます。
トーリの後押しにより、導くことのできた玉東側の大義名分とは、
『……何の目的のためだ!? 主権を持って支配から逃れ、何を望む! 我々にとっても利益となる、貴様らの大義名分とは何だ!?』
教皇総長の問いかけに、正純は断言をもって答えとした。それは、
「――大罪武装の収集による、末世の解明と解決だ」
うまく大義名分を主張し、この結論へと導いたことで、
『決裂するわけだ。そうだよなあ? お互いに、これは平行線ではなしに』
という流れに持っていくことができました。交渉は決裂してしまいましたが、うまく教皇イノケンティウスから宣戦布告を引き出すことができたことが大きな成果だったのではないでしょうか。
大義名分を掲げ、真っ向から独立を宣言することで、少なくとも全面抗争への体裁は保つことができます。要は、この戦いでホライゾン・アリアダストを奪還することさえできればあとはどうとでも挽回するチャンスを得たということですね。
結局は主張を突き通すことができた正純の手腕は素晴らしいものだったと判断できます。
そして、娘と教皇総長の交渉を目の当たりにしていた実の父の言葉が胸に響く。
「政治家としては、失格だ。――武蔵の政治家、私達のような暫定議員としては、な」
「今の武蔵に必要なのは、私達のような従来通りの武蔵の政治家。官僚としての議員ではない」
「王に対し、絶対の正当性と答えを与えられる、――絶対権力の宰相という政治家だ」
王権政治の真の立役者、世界を動かす存在になれると、父のそう放った真の評価には心が震えましたねぇ。鳥肌が止まらない。なんだかんだいって、正純も正純なら、親父も親父で親子そろって不器用なんだよなぁ。
ほぼ、教皇総長と正純の駆け引きに焦点を当てて感想を述べてみましたがやっぱり戦闘シーンも好きだけど、僕はことばあそびをふんだんに盛り込んだ頭脳戦が大好きなんだなと実感しました。
「ちょ、お前……、おい、こら――」
慌てて足を閉じるが、間に合わない。トーリがそのまま、
「ぉ」
「や、……あ!」
と声を上げた正純は、胸を抱いた両腕の肘を浅く締め、眉を歪めて、
「ん……」
と声を飲み、だがすぐに頭を左右に勢いよく振ってアジャスト。
「ちょ、ちょっと何してる!?」
ここで一足間を置いて。セージュンの魅力についてふれてみまあす。
上巻ではその重要なポジションの割りに、いまいち存在感というか魅力が表現しきれていなかった感がしていたのですが、下巻ではセージュンの魅力炸裂でしたねぇ。いやぁたまんない。
トーリのセクハラで冷静に自分の恥ずかしい気持ちを分析しているセージュンが可愛くて堪りません。あぁ、やっぱりあんたGENESISシリーズのおにゃのこの中で一番タイプだわ。
名づけて、冷静デレ……ですかな?
どう恥ずかしいのかを冷静に分析している一方で、恥ずかしいけど気持ち良いみたいなどこかマゾい振る舞いで辱められていることに満更でもなさそうなんですよね。
自分の胸が確実にコンプレックスの一端となって、セージュンを苦しめ続けていたんですが、トーリの
オマエは男になったんじゃない! ――貧乳になったんだ!
という一言に救われたんじゃないかなぁ。
そうだよ、セージュンはおにゃのこなんだからオッパイが無くなったらただのひんぬーなんだよっ! ひんぬー教の僕は全力で支持致します。
それにぼくのひんぬー眼で見立ててみると、手術していなくてもセージュンはA~Bカップぐらいだったんじゃn……すいませんでした。
知性に富んで、大きな野望と決意を持った知的な女の子って尊敬しちゃいますよね。
そしてちょっぴりマゾいセージュンも大好きだ―ーぁん!
もうネイト・ミトツダイラさんとひんぬー同盟結成しちゃえばいいと思うよ。
ミトツダイラも大好きだぁーーん!
ミトツダイラは未凸平ら。
ネイトとセージュンが一緒にお話しているとなんかモヤモヤしてしまいますよね(CP的な意味で * 4
GENESISシリーズには悪役なんていないのさ!
本当にみんな立場の違いで対立しているだけで、敵も見方もみんな人間らしさにあふれているんですよね。
「あ、いたっ、ちょ、あああああ、かゆっ、あいたあ――! あれ? 治療? あれえー?」
宗茂が寝台をタップするが、誾は息を整えて頬の熱を抑え込む。そして横目で相方を見て、
「何か言うことがおありですね? ――ハイ、スタート」
「し、心配掛けてすいませんっすいませんっ」
「Tes.、他には?」
「ち、治療とか、有難う御座いますっ」
「――他には?」
「ちょ、ちょっとした茶目っ気で恥かかせてすいませんっ」
ええ、誾は無表情に頷いた。その上で、
「Tes.、――他には?」
「あっ、つああっ、そ、そろそろ限界っ、あ、ちょ、変な汗が」
<中略>
「何だよ何だよ、副団長、俺達心配してたのに、また激しくお楽しみかよ」
「副団長ったら、いつも誾さんにあんなことさせて……、宗茂ウケなんて不潔よね……」
あぁ、もう宗茂と誾さんが大好きだよっ。 サブキャラの中では一番好きなカップルですね。普段は何だかんだで誾さんが手綱を握っているんだけど、宗茂も満更ではなくてむしろ誾さんを尊敬しているんですよね。お互いを想う深い愛情が伝わってきて幸せな気持ちになっちゃうんです。
「宗茂様は、心おきなく、お強い部分を他者に見せつけて下さいませ。宗茂様の弱い部分は全て私が引き受けます。ええ、――存分にされることを私は望んでおります」
これは痺れたなぁ。惚れるよ誾さん。こんなこと言われたらじわんときちゃうじゃないですか。僕が宗茂ならもう涙ボロボロこぼしてるよっ!
あぁ、こういうお互い尊敬し合える関係って素敵ですよね。
そしてお次は、本当は熱い男、パパスコウラこと教皇・イノケンティウス。
「――お前の負けだあ!!」
「え、あっ、はいっ」
「いいか!? さっきの交渉と! 今ので! こっちの二戦無敗だ! 通常設定のゲームなら二本先取ルールだから正式にこちらの勝利! いいなあ!? おい!」
はいっ、と半ばびっくりの反射で頷きつつ、
……何で男って、こう、勝ち負けうるさいかなあ……。
あれ? でもさっきの交渉は引き分けじゃないのかなあ。言った者勝ちかなあ。
「あと、いいかお前!」
「え? な、何です?」
「女だったらちゃんと女らしい格好をしろ!!」
……説教来たあ――!!
「大体、何だ!? 戦闘要員でもない、それも女子供が(中略)教皇は赦さんぞ!!」
はい、はい、とただ頭を下げるしかない正純だが、叫ぶだけ叫んだ教皇総長がまた背を向け、走り出そうとするのを見て、
「……まだ、走るんですか?」
「俺が他の者達の見本にならずにどうする!? ああ?」
あーもう教皇総長も大好きすぎる。 先述の交渉戦では凄まじい貫禄を見せつけたのに、こんなにもお茶目なんだよなぁ。
ガリレオが言っていたように昔の熱さは今だ健在のようですね。
それに対してセージュンは若干引き気味だったり。教皇総長引かれてるよっ!
こういうギャップがあるから堪らない。こうしてみていると本当に立場の違いとしかいいようがなくて、以前の私怨もありますが、聖連側は聖連側で最大限利益を追求している結果なんだなぁと改めて実感させられましたね。
それにしても教皇総長、エネルギッシュだなぁ、おい。
そんな教皇総長との微笑ましい正純でしたが、決戦前夜、議会側の役回りを演じることになっていた正純の不安を表した逸脱なモノローグがありました。147ページ中表紙。
考えることがあっても
食事がうまく感じるのは
食事ですら息抜きになるほど
考えているからだろうか
正純の苦悩がひしひしと伝わってくる的確なことばだったと思う。これは思わずあぁ、と声をあげそうになったなぁ。
正純に食事というと、食事に視点が移ることによって、正純とP-01sだった頃のホライゾンとの微笑ましいやり取りがオーバーラップしてきてとても切ない気持ちになるんですよね。
でもやっぱり正純は強かった。
そしてそんな正純の友人にして、凄まじい戦闘シーンを演出してくれたのが本多二夜。
「何故、ここに?」
「何故、とは?」
「(中略)教皇総長の大罪武装を潰しに行った方が、諸処も含め、楽に行けたのでは?」
「拙者としたことが……!」
「え……? ……えぇ!?」
こういうちょっぴりおとボケな可愛らしい一面も見せてくれました。
宗茂と並んでしゃべっていると本当人畜無害そうな二人なんだけどなぁ。でも戦況がそれを許さない。決意を見せた二人の戦いは本当に熱かったですね。燃え上がった。
他にも、ガリレオとの一騎打ちを見せてまさかの大立ち回りを見せつけてくれたノリキ、さらっとヒーローな一面を見せて活躍するネンジ(HP3くらいのスライム)、逸脱なロリコン観を主張してくれた御広敷と末端のサブキャラにまで出番がありました。
そして、主役級の登場人物たち。
間6ページにも渡るおお見開きの勇猛果敢なイラストには息を呑みましたねぇ。
――いざ、極東アリアダスト学院の戦いが幕を開ける。
「平行線ですね。だから、ホライゾンはいいます。――自動人形の判断は完璧だと」
「平行線だ。だから俺も言う。――俺はオマエの判断を完璧だと思わないと」
そこまで言葉を重ねて、ホライゾンが一息をついた。その上で、
「平行線ですね。だから、ホライゾンは言います」
「――ホライゾンは貴方の応答を聞きたくありません」
戦況も佳境、クライマックスで先ほどの平行線論法が生きてくるっ!
いや~結末を意識し、お互いの真意を悟りながらも平行線での駆け引きをしていくトーリとホライゾンのシーンに痺れましたね。アニメならここで挿入歌の出番ですな。鳥肌が止まらないよぉ。いままで伏線として張られた大小様々なエピソードがこの一点に収束していく様は圧巻でした。
この”聞きたくありません”という言葉は、平行線がお互いの矛先を変え、侵食し、境界線へと導く魔法の言葉なんですよね。
先ほどの教皇総長と正純のやりとりを思い返すことで、言葉の裏に隠された真意を読み取ることができます。
ううむ、なんとも自動人形らしい合理的な結論への導き方じゃな。
しかしながら、こんな大事な場面で雰囲気を壊してしまうのがトーリなのです。
「後で、オッパイ揉むことできないよね?」
「――はぁ ……何言ってるのですか一体」
「す、素だ! 平行線じゃなくて素で返答来た!!」
『お前死ねよ』
『流石にこのタイミングはどうかと思います』
流石のホライゾンもここでは素の反応を示したっ!
思わず素で返してしまう辺り、人間的な感性を取り戻しつつあるのではないかと深読みしてしまいます。
なんか武蔵(自動人形)とかだったら平然と平行線論法で切り替えしてきてあとで揉ませてくれそうな気がするんだけど(但し、強烈な視線に射抜かれながら揉むというドマゾ失禁ものの逆羞恥プレイ)。
「――誰ですか貴方。迷惑ですのでお帰り下さい」
ひぃやっほぅ。痺れるゥ。いやーこれはヘコむ。トーリじゃなくても撃沈するよなぁ。
劇的な突入劇を経て、ホライゾンから返されたのはさらっと流すような一言でした。というわけでまさにどーしよ、という状態。
しかしながら、そんな一面にも昔のホライゾンらしさが滲み出ていていい感じに昔のホライゾンのエピソードが絡められましたね。
やっぱりトーリはドMなんだなぁ。
あぁ、ホライゾンキツいなぁ。でもそこがいいんだよなぁ。
いや~僕も自動人形大好きなんですけどね。
そして、堂々のクライマックス。
すべてが収束していく!
大罪武装を吸収し、ひとつ感情を取り戻したホライゾン、激しくこみ上げてくる熱い想いが通し道歌に込められるっ!
やはりここできたかーー!
あぁ、最後の最後でこんなシーンもってくるんだもんなぁ。ニクいよなぁ。すべての感情を欠いているからこそ、ひとつづつ感情を取り戻すシーンがこんなにも劇的で美しいんですよね。
これは魅せられたなぁ。
1話で劇的なクライマックスをなし遂げながらも、ここにきて続くGENESISシリーズへの明確な方向性が示された形になりましたね。
これはひとつづつホライゾンの失われた感情”大罪武装”を取り戻していくお話になるのかなぁ。単純に考えて残り7つか。先はまだまだ長そうですね。
末世解決のため、お前ら全員面倒見てやるぜと世界征服宣言を全世界へ発信したトーリ、世界の共通目的を提示し世界の並列化を提唱した極東が国際社会でどう振舞っていくのかがターニングポイントになりましたね。
もう何1000ページになってもいいや。終わクロの最終巻を突破しようが1000ページ単位で上下巻でようが私は一向に構わんッ!
――最後までお供させて頂きますよ。
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