アニメ とらドラ! #10 花火

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映像的な思い出、かけがえのないひと時。

今日のとらドラ!のお話は、めずらしくシーンの印象が原作とアニメとで違ったかな。(原作の相当シーンにあたる4巻の感想はこちら→ [読了]とらドラ!4 )例えば、洞窟での亜美と竜児の対話シーンは竜児と実乃梨の関係の間に広がる漠然とした不安は見受けられないし、それを指摘した亜美自身の境遇を竜児が肯定して慰めたようにも、はたまた全く見ていないようにも見える。

このアニメでの演出を僕は全く悪いとは思わないし、むしろラブコメの主人公として相応しい勇ましさを見せてくれたのでしょう。

だけれども、今回のお話を見て僕はアニメ版に関してはさらっと表面的なものをなぞるだけで終わってしまうんじゃないかなぁという不安を感じずにはいられませんでした。

でももしかすると、僕の受け取り方というか解釈がちょっと違ってたのかもしれないとも思っています。

なんかこのエピソードを見る限り案外竜児と実乃梨は大丈夫なんじゃないかと思えてきちゃった。

そうしてどこか胸を撫で下ろすように安心していた節があったのですが、花火のシーンを見てやっぱりとらドラ!なんだな、と改めて思いましたね。

この実乃梨の表情はなかなかにいいところを突いてくるなぁ。アニメ版で示された竜児と亜美の関係性に感じた安心感を一気に霧散させてしまうような迫力がありました。

うん、なんかこじれるんだろうなぁという圧倒的な説得力。

これはアニメならではのアプローチだよなぁ。実乃梨の真顔が実乃梨の底に隠された悪女的な一面を感じさせるんですよね。亜美なんかよりもよっぽど自然で、しかし決定的な仮面のような存在を感じさせるんです。

ということは、これから先のエピソードは普通な女の子である亜美という存在で対比を利かせていくような描き方ではなく、竜児と実乃梨の直接対決的な真正面から向き合うような描き方がされるのかなぁという漠然とした予感めいたものを感じさせたのでした。

やはり、原作のような深く探っていくような描き方はアニメでは難しいのでしょうね。この直接的なアプローチがとらドラ!という世界観にどのような影響を及ぼすのか楽しみです。

肝試しパートには特に深い感想はないかな。「ひと夏の思い出」という一言で表せる幸せな時間だったんじゃないかなと思います。

あ~、亜美が竜児にビキニを見せ付けるシーンは竜児のボケが欲しかったかな。これが削られたのは仕方なかったと思うけど、イラっとくる竜児のひとボケが後半の洞窟のシーンで不思議な安息感として生きてくるんですよ。

どこかシリアスな対話と、それを打ち消すような……いらない心配なんだよと言ってくれるファクターとして機能する様子が不思議な空間を演出していて僕の好きなシーンのひとつだったのです。

まぁそれは置いておいて。

そろそろ5巻~読まないとなぁ。もうアニメが追いついてきちゃった。

実際のところ、大河の描かれ方がかなり原作よりも可愛いので、期待している僕がいます。

もう読むからね、待っててねーーーー!

とらドラ! 4 (4) (電撃文庫 た 20-6)
とらドラ! 4 (4) (電撃文庫 た 20-6)
竹宮 ゆゆこ
アスキー・メディアワークス

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Itary亜人:ラノベと深夜アニメが主食の装飾系(webデザイン趣向的な意味で)ヘタレ男子。
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