ef – a tale of melodies. #11 reread

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ef - a tale of melodies. #11 reread

***

チェストーーーーッ! * 1

七転八倒、獅子奮迅。死して屍拾う者なしーーーーッ! ミズキキックゥゥゥウウウウウーーーーッ!!!

と、気持ちいいくらいに炸裂したミズキキックに前回までの鬱屈した空気を一気に薙ぎ払ってくれたミズキでした。

一発死んでみた気分はいかがですか?

新しく生まれ変わった久瀬さんは私と幸せになりましょう。 このミズキが惚れたからには、この勝負降ろさせませんよ。と、勝負を申し出るミズキが眩しかったなぁ。

こんなにも眩しい太陽のような笑顔で、

今日は答えを持ってきました。

私、全部答えます。

と、こんなこと言っちゃうんですよ。一番言って欲しかったことを言っちゃうのよこの娘は。いやはや、次々と修一の仮面を叩き割っていくミズキを見ていると胸のうちから漲るように元気が湧き出てきます。

ミズキと修一の再会。

今まで紡がれてきた過去の人たちのmemoriesを背負っているからこそ、このシーンは大変感慨深いんですよね。

今のこの果し合いは、過去の人たちの物語無しには成し得なかった。

かつて、雨宮優子によって引き寄せられた糸。優子が口ずさんでいた幸せのメロディがミズキと修一の二人の糸を引き結ぶ。優子に勇気をもらったあの日あの時。修一に髪留めのリボンを送られたあの瞬間が二人を運命づけていたのですね。

そして、優子に託された想いを胸に、今ミズキが修一を地獄の底から救いあげるべく手を指し伸ばします。

惜しみなく出された心からの想いを胸に、ミズキは修一の胸にダイブするーー!

はずでしたが……もう、そこは受け止めてあげなさいよぉ! ズッコけちゃったじゃない。でもこれが掴めない糸を暗喩しているようでちょっと心配しちゃうかな。掴み取ろうと手を差し伸べたけど、結局掴めないんじゃないかと勘ぐってしまう……ええい、これは次週におあずけですか!

手を結ぼうとするその距離で、発作を起こしてしまった修一に胸が痛みます。すぐそこまで手は差し出されているのに! 予断を許さない修一の容体に、不安が高まりますね。

一方の過去編から紡がれてきた物語は――。

過去に縛り付けられてきた少女は、天使になった。

不慮の事故により命を落とした優子。だけれども、雁字搦めに縛り付けられてきた過去から解き放たれ、無事未来へと羽ばたけたのですよね。

そして自らが天使となって、未来へと羽ばたこうとする人々の手助けをする。

最初にあったの……去年のクリスマスだったけ?

そんな再び天使となった雨宮優子に再会を果たした紘とみやこ。

ふと発した紘のこの台詞が感慨深いなぁ~。

すべては去年のクリスマスの出会いから繋がった。

繰り返す季節、想い届いて。

ただ同じ季節を繰り返していく中、救いの見出せないままただ終わりを見つめるだけでしかなかった過去編のラストに、クリスマスの出会いを基点として希望溢れる未来への物語が繋がれたのです。そう、この出会いは丁度過去と未来の糸が結ばれた結び目なのだ。

そうして繋がれた糸は、未来へと紡がれミズキと修一の再会を実現させる。

過去の痛ましい記憶は、ミズキと修一の物語において救いの旋律として機能するのですね。

いつか見た、a tale of memoriesのラストで羽ばたいた希望の姿。

このタイミングで挟まれたeuphoric fieldに鳥肌が止まりません。

1期最終話で見たときとはまた一味違う感慨深さがあります。あの時はどこか無理やり収束させたようなエンディングに見えたのだけど、こうして欠けたピースが描かれてから改めてみるとすべてが一つに繋がるんですよね。

壮大な構図の全貌を垣間見ることができた圧倒的快感。

想い届いた今、未来編をつかさどるミズキと修一の物語という最後のピースが埋まることで、過去と未来が交錯する∞(infinity)――すなわちefの物語が完成するのです。 * 2

それを修一が最後の闘いで勝利を収めるのを待ち望むかの如く、安らかにミズキの口から紡がれていく思い出の旋律に涙溢れそうになりました。流れるように脳内でa tale of memoriesでの記憶が再生されていくんですよ。

忘れたくない想いは、天使の音色に乗せて永久へと紡がれていく。

efの∞(infinity)が完成したとき、物語は永遠を刻み付けるのだ。

それぞれの未来、ebullient futureの先に待ち受けるforeverは、確かな幸せを刻み付けたeuphoric fieldなのではないでしょうか。

ああ、今なら分かるぞ。日本語版ebullient future――その歌詞の意味が。さぁ、万全の期待を以って、永遠(とわ)へと紡がれる物語を受け止めようではありませんか。

いよいよラスト1話、目が離せません。


  1. どうでもいいですが、初太刀に全てを掛けて斬りつける仰々しい剣技で有名な示現流の掛け声。 [ ↩back ]
  2. 1期公式サイトの、さりげな~く冒頭のフラッシュバックするa tale of memoriesでのシーンからa tale of melodiesのサイトへリダイレクトする演出がニクいです。→ 『ef – a tale of memories.』 オフィシャルページ [ ↩back ]

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Itary亜人:ラノベと深夜アニメが主食の装飾系(webデザイン趣向的な意味で)ヘタレ男子。
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