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メグとセロン〈4〉エアコ村連続殺人事件 (電撃文庫)
- 時雨沢 恵一
- アスキーメディアワークス
エアコ村の別荘に集まったセロン、メグ、ラリー、ナタリア、ニック、ジェニーの6人。「今夜はカメラを教えておく!ジャージに着替えて集合だ!」「なぜにジャージよ?」「部活動だから」新聞部部長ジェニーの号令の元、カメラの使い方を教わり、それぞれグループに分かれて実際写真を撮ることに。メグとペアになったセロンは、いつもの無表情ながら夢心地で村を回り写真を撮っていく。そして、ある一軒の家の前でメグが写真を撮ると言い出し…。個性豊かな6人による、恋あり、友情あり、ミステリーあり、のドキドキハラハラワクワクドタバタ学園物語、第4巻。
「お前……、ジェニー……」
「なんだ?」
「この写真――」
「だからなんだ?」
「この写真……、報道写真だぞ!」
「私が大統領になったら、お前を死刑にしてやる!」
セロンの推理が冴え渡る。
題名からも想像出来るとおり、部長のジェニーを筆頭にセロン一同がピクニック(と言う名の豪遊)……もとい新聞部合宿で、殺人事件に巻き込まれ――というお話です。
これはなんとも苦いものがこみ上げてきたかな。ちょっと道を踏み外した孤独な”とある犯人”の顛末を描いたエピソードでした。確かに思想的にはそういうものもあるのかもしれない、けれどやはりその一線を踏み越えてはいけなかった。それでも踏み越えてしまった”とある犯人”の心情を鑑みると、非常に”女”を感じさせるものだったのではないかと思います。
そしてこの感情の機微が、メグの心情に掛かってくるのだな。
旗からみれば分かりやすいくらいにカップル成立しているメグとセロン(主にこちらがヒロイン)なのだけど、当人たちにしか分からない距離感というのが既に醸し出されていて、男女の心の機微に疎いメグがその距離に目を向け始めたエピソードだったのではないかと思う。
人はそれを恋愛と言うのだけど、メグにとってはメグだけのアプローチがあるのかもしれない。
まぁとは言ってもこれは楽しい夏合宿。少しだけ顔をのぞかせたメグとセロンの関係性に切り込むテーマも、シリアスになり過ぎない程度に抑えられていて基本的にはいつもどおりにお祭り騒ぎでしたね。
それにしても毎回つくづく思うのは、セロンたちは本当にお金持ちの”お坊ちゃま”なんだなぁと実感させられることです。
一度はこんな生活をしてみたい。むしろお金なくてもいいから仲間内で好きな人と合宿に行ってみたいなぁ。まったく本当になんて幸せな奴らなのだろうか。
悔しいので可愛いセロンも思い描きながら一人ニヤニヤしてみることにします。く、悔しくなんかないもん! セロンはメグの嫁!

![[読了]メグとセロンⅣ エアコ村連続殺人事件](http://blog.ajin.jp/wp-content/cache/ttftitles/360f54bc513140b84a4dfedd6a7da212.png)

















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