DARKER THAN BLACK 流星の双子 #4 「方舟は湖水に揺蕩う…」

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星の方舟に乗せて、そして二人は―― (最終回)#12 「星の方舟」 #4 「方舟は湖水に揺蕩う…」 #05 「硝煙は流れ、命は流れ・・・」

ボクは、あなたが”嫌い”だ。

日本編堂々の幕開け。

意外にも表情豊かなヘイたち一行が見られたエピソードだった。

スオウが契約者になってしまったからには、突き放すようでいて彼女にスパルタに訓練をかそうとするヘイの態度は一見荒んでいるものの、スオウを死なせないように自分の身は自分で自衛できるよう面倒を見ているようにも見えました。やっぱりヘイは自身が能力を使えなくなってしまったことを自覚しているんだよな……。守れなかった、という悔しさをかみ締みしめながらスオウにあたるように訓練を課していくヘイの姿はちょっと辛いものがあったかな。

舞台は日本は北海道の大地へと移り、その中の生活でヘイたち一行の関係性が見え隠れしてきたように思えます。

ヘイの物腰穏やかな表の顔は健在で、目に付いたオカマさんに愛想よく挨拶する姿とは対照的に、まさに契約者コンビといった目つきの悪いスオウとジュライには笑った。二人とも可愛いなぁ、もう。

新たに拠点を構えた上で、スオウの特訓に始終したエピソードであったのだけれど、その裏で背景に構えた盤上の駒たちは動きを見せ始める。

警察庁から総務省へと籍を移して仮初の氏名とももに三号機関のポストへと移った霧原美咲こと「一ノ瀬弥生」。

そんな「弥生」と交わり始める三号機関の面々と、彼女に接触をもったマダム・オレイユ。その二つ名が指し示すとおりに、早速耳に入ったといったところでしょうか。

と、この辺で物語の背景はおいておいて。今回のエピソードで見えてきたタームとはずばり「恋」なのではないかな。

なにかDTB2は「恋」がテーマのようにも。

スオウがニカに見た「恋」、美咲が”BK-201”へと募らせている「恋」、そして今回の新たな少年・ノリオが抱いたスオウへの「恋」。

積もり重なる各人の想いはいっけんバラバラで、けれどみんな「恋」というものに縛り付けられて”感情豊か”に苦悩している。

そんな彼らの「恋」への情念を垣間見て、「契約者」たちが感情を取り戻していく物語のようにも思えてくるのです。

「契約者」が「恋」によって感情を揺さぶられていく。そうした予感めいたものを感じたエピソードでした。

いやよいやよも好きのうち、というしもしかしたら結構ラブリーな展開になっちゃったりして。そしてこの「恋」というのはヘイへと行き着くようにも思えます。スオウだけでなく、ヘイも揺れ動きそうだなぁ。

そうした揺れ動く感情の機微を象徴していたのが、スオウとジュライが”表情をつくる”というカットでありましょう。

笑顔はプログラムにない、というジュライの表情は変わらず無表情なのだけど、その胸の内に秘めたものは果たしてなんなのだろう。スオウが抱いたヘイへの「嫌い」もまた、そうした秘めたる感情の発露に他ならない。そして感情の波はヘイへと伝播する。彼の自嘲はどうしようもなく「感情」に苦悩している証のように感じました。

一見まるで正反対な「スオウ」と「ヘイ」なのだけど、その実同じように胸の内に感情の炎を宿している。

もっと肌で感じなよ……頭に頼ってたって恋人は振り返らないよ

DTB2を巡るヘイやスオウたちの身に起こっていることは、まだまだ一癖も二癖もありそうです。

で、スオウちゃん初潮きちゃったのかしら……。そんな「女」の子のイベントを箱舟に乗る資格が出来たのだと掛け、これから行く先を羽を生やして飛んでいこうと解く”男でも女でもない”その人とは。

ツインテールのオカマさんも三号機関の課長に瓜二つで”ニオい”ますし、オカマバーと”オヤジ”と親しそうに関係を持っていたノリオがスオウたちとどう関わっていくのか今後の動向が気になります。

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SMR2009-11-04
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