作品ランキングだけではなく、キャラランキングや人気キャラのイラストギャラリー、イラストレーターランキング、インタビューなど、様々な角度から“ライトノベル”を楽しめるライトノベルガイドの決定版。さらにカラーページも増量し、新設「このライトノベルがすごい!」大賞の概要も掲載。満足度はこれまで以上!!
「井上、お前はなんで職場にいるより病院にいるほうが長いんだ」。
一同 (爆笑)
今年もランキングの発表された「 このライトノベルがすごい! 2010 」ですが、正直ネットでもあらかた結果のみれてしまうランキング結果よりも、思わず腹が捻じ切れそうになるくらいニヤりとした受賞者インタビューのために500円払ってもいいと思える本誌です。
すでに表紙バレしている情報ですが、バカテスの井上先生のインタビューが本気で面白かった。先生、本当に天然さんなんだなぁ……。
というわけで、今年も縁あって[協力者]として参加させて頂いたウチですが、それぞれ1~5位までの結果と、受賞作品のひとことコメントを書き記してみたいと思います。
●748点/234票
このラノのランクイン後、順調に順位を伸ばしてとうとう1位の座を射止めた本作。
ただ、[協力者]票では皆入れるだろうと予見していたのか意外に伸び悩んだみたい。というのも、ここ最近の展開でシリアス分が増してきたから、というのもありそうですね。個人的には好きなシリーズではありますが、票を入れるには理由を見出すのが難しい作品だと感じています。
とはいいつつも、やっぱり先生本人が一番面白いような気がしてなりません。
本誌の要でもある受賞者インタビューは必見。
●639点/174票
アニメ化効果もあってか、このラノにおいてはレーベル単位でプッシュされていなかった講談社BOXの本がランク入りするという事態に。
饒舌な語りの楽しいシリーズではありますが、裏を返すとそのまま言葉遊び小説でもあるシリーズ。言葉遊びの内容が、肌に合うかどうかがこのシリーズを楽しめるか否かになりそうです。
●612点/176票
シリーズ本編完結後も尚票を伸ばした「文学少女」シリーズ。挿話集や、その後の物語もまた一味違った魅力を押し出していて、シリーズファンの方には是非ともお手にとって頂きたいところです。
●573点/168票
タイミングが悪かった! かくいう僕も、完全に票を入れ逃してしまったシリーズ。堂々の完結を前に、去年のランキングでは2位を射止めた本シリーズですが、今年度では4位に伸び悩んだようです。出るか否かの今後の短編集しだいでもう少し人気が続きそうではあります。
●571点/173票
アニメ化効果もあってか、順調に票を伸ばしている印象が。なんといってもこの作品の一番の魅力はコミック並みの手の出しやすさにあるような気がしています。それでいて、杉崎の言う「ハーレム」に切り込むと根底にある意外に複雑さを伴ったテーマが顔を覗かせる。どんどん勢いを伸ばしつつあるとあって、見逃せないシリーズです。アニメ版はそこそこ僕の今期のお気に入りの一作でもあります。
私見
実はランキング上位は僕があまり票の入れないタイプの作品だったり。
読みやすさと、手に取るハードルの低さが何よりも魅力となっているという印象で、シリーズ後半に入るにつれて非常に濃密な展開をみせてくれる「文学少女」シリーズや『とらドラ』にあっても、序盤はいかに手にとってもらえるかがランキング上位入りするポイントになるのかなー、なんて思いました。
- 第1位 御坂美琴
- 第2位 天野遠子
- 第3位 琴吹ななせ
- 第4位 戦場ヶ原ひたぎ
- 第5位 逢坂大河
ほぼすべて作品ランキング5位以内のヒロインがランキング入りするという事態に。美琴は『とある科学の超電磁砲』のアニメ化の影響が強いといえそうです。また、メインヒロイン以外はほとんど順位を大きく落としてしまうという傾向が強いようですね。後述の僕の投票結果はどれも死票覚悟の一票入魂だったので予想通りかすりもしませんでしたw
- 第1位 木下秀吉
- 第2位 阿良々木暦
- 第3位 上条当麻
- 第4位 みーくん
- 第5位 杉崎鍵
秀吉が堂々すぎる1位に。むしろ秀吉は「 性別秀吉部門 」でいいと思います!
え、まだ野郎について語らなくちゃだめ?
- 第1位 竹岡美穂
- 第2位 いとうのいぢ
- 第3位 左
- 第4位 葉賀ユイ
- 第5位 岸田メル
イラストレーター部門もやはり有名作品の絵師さんが中心という結果に。目に付く限りでは岸田メルさんが大きく順位をあげてきたように思えました。
絵師さんは前提となる水準がかなり高いこともあってか、完全に好みがばらつくように思えます。ですが、まず目にするか否かによって大きく知名度が左右されてしまって、全体的に客観的な巧さよりも知名度が大きくランキングに反映されているという結果になったのではないでしょうか。意外に40~60位辺りの絵師さんが異常に ハイスペックな気がしていたり。
今年はやや[HP]のアンケート母数は票を落としたそうですが、それでも年々[協力者]票の影響は薄れ、ほぼ[HP]アンケートの票のみがランキング結果に影響するという傾向になってきているようです。
しかしながら、[協力者]票で票を伸ばした作品が、次年度に[HP]票を伸ばして徐々にランキング順位を上げていくいわゆる”先物買い”的な傾向は一部見られるようで、特に『 ベン・トー 』が大きく票を伸ばしたみたい。
今年度の[協力者]票をみてみると、このまま順調に刊行が進めば 「耳刈ネルリ」シリーズ なんか案外大穴になったりするのではないでしょうか。
そして今回大健闘したのが「蒼穹のカルマ」。今年度健闘するかと思われた川原礫作品を差し置いて、意外にも新作シリーズランキングのトップに躍り出た。あとは『 蒼海ガールズ! 』なんかも個人的には伸びて欲しいところ。
というわけで、僕はあまり数字には強くないので具体的な分析は他の方におまかせするとして、この辺でさらっとお茶を濁すことに致します。続きは本誌で!
僕の投票作品とその結果を晒しておきます。
作品部門
- 『 GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン 』(17位)
- 『 SHI-NO ―シノ― 』(圏外)
- 『 狼と香辛料 』(19位)
- 『 紫色のクオリア 』(54位)
- 『 時間商人 』(圏外)
キャラクター女性部門
- 支倉志乃『SHI-NO ―シノ―』(圏外)
- 舞野咲『“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店』(圏外)
- アリス 『神様のメモ帳』(11位)
キャラクター男性部門
- 木下秀吉『バカとテストと召喚獣』
- 中目黒善樹『「生徒会の一存」シリーズ』
- 点蔵・クロスユナイト『GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン』
イラストレーター部門
どうみても死票です。本当にありがとうございました。
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